電報は嬉しいのではないかと思われます
もしこれが解明できれば、そのときにはウイルスの全体でなくて個々のウイルス遺伝子を含むサブユニットワクチンを試みることができるであろう。
しかしながら、この取り組み方は難しいことがわかってきている。
CD4細胞に結合する、gpl20と呼ばれる、HIVの表面の受容体分子は、感染にとって不可欠のものであり、したがってgpl20に対する抗体は、組織培養において細胞がHIVに感染するのを妨げる。
それゆえ、論理的には、抗体を誘発するgpl20ワクチンは、動物においてHIV感染を予防するはずである。
20に対する抗体をもったチンパンジーがその後のHIV攻撃から防御されている。
しかし残念ながら次の論理的段階は、同様に弱毒化したHIVワクチンを人間に試みることであるが、明らかに安全性について懸念がある。
この弱毒化したウイルスはそれでもエイズを引き起こすかもしれないが、それは長い潜伏期間のあとかもしれない。
あるいはまた、突然変異するか、自然のウイルスと遺伝子組換えを起こして十分に毒性の強いタイプに逆戻りするかもしれない。
大部分の医師や科学者たち、それにHIV感染者たちは、これは危険性が大きすぎるので試みることはできないと考えている。
しかし一九九七年に、国際エイズ医療医師協会による、まさにそのような試行のためのボランティア募集が、インターネット上に現れた。
この試行を指導的に計画しているのは、ロサンジェルスのC・F、彼は「弱毒HIVワクチンの臨床試行に向けての動きがないことにいらだちを募らせていると言われる。
彼の計画は、二000年から数百人のボランティアに対してこのワクチンの試験を始めるとしている。
これまでに二二種類の異なるgpl20ワクチンが、ハイリスク行動を通じてHIVにさらされていそうな約二000人のボランティアを対象にした小規模な試行で試験されている。
ワクチン投与された人たちはgpl20に対する抗体を発現させはしたが、これら抗体は実験室試験における感染の防止には一般に効果がなかった。
ワクチン投与された人たちのうち合計一九人がHlVに感染した。
これはワクチン投与を受けなかった対照群における数と少しも違いがなかった。
こうした失敗にもかかわらず、gpl20ワクチンを用いた別の大規模な試行が、西欧と発展途上国において進行中である。
これがHIV予防に解答を与えると本気で期待している者はいないが、少なくとも将来どの方向に進むべきかについて何らかの手掛かりは得られるかもしれない。
この電報についての本は読むだけで「電報は楽しい。
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