上質のFP

上質のFP

「Sが好きなんで、割高でもSの株を買います」「何となく安いので、とりあえず買ってみます」「いい話を聞いたので、全力で買います」などという人は存在しない、というのが伝統的ファイナンス理論の建前なのです。 アナリストのコメントでも、基本的には伝統的ファイナンス理論に基づいているものが多いようです。 予想に反したことがあれば、「織り込み済みであった」「アノマリーです」という言葉で片づけられているようですが、そもそも基本骨格となっている理論自体にどの程度信頼性があるのかを考えている方は少ないようです。 「伝統的ファイナンス理論はひとつの学説です。 あてはまらないケース、説明できないことも存在します」などと前置きしてある本やコメントはまずありません。 少なくとも日々のトレードの経験からいえば、期間が短くなればなるほど、伝統的ファイナンス理論の精度は落ちてくる、と考えてトレードしたほうがよいと思います。 経済や金融の勉強をきちんとすればするほど、相場の動きがわからなくなって、トレードで収益を上げることがむずかしくなってくるのには、そのあたりにも原因があるように思います。 先に私は「リベンジを誓って再びFXに参戦したあと、しばらく低迷期が続きました」と書きましたが、その要因を突き詰めていえば、損切りと利益確定のむずかしさでした。 どの投資本を読んでも、いちばん大切なことは「損小利大」つまり損切を早くして、利益を伸ばす、とあります。 しかし、その教えをきちんと守って、1円上下あたりにストップロス(損切ライン)をつけると、すぐにそのラインに達してしまいます。 そして、損切ライン到達が何回も続いたり、自分の損切りがついた後、即座に反転したりして、もう少し我慢していれば利益が出ていたはず、などということが繰り返されると、損切り自体がいやになり、利益が出ると、すぐに利益確定したくなります。 しかし今度は、利益を確定した後で、延々トレンドが続いて悔しい思いをしたりするのです。 適切に損切りをし、利益を伸ばすためには具体的にどうしたらいいのでしょうか。 そのあたりのコツを詳しく書いてある本は少ないようです。 「損切ラインを少しずつ上げていく」といういわゆるトレーリングストップが一般的ですが、うまくいきそうな感じもあるものの、ボラティリティが大きい(1日の最安値と最高値の差が大きい)ポンド/円などの場合、よほどうまく設定しないと、結果的に「朝イチで利益確定しておいたほうがよかった」ということになってしまうことが多くなります。 「ポジションの半分だけ利益確定する」という方法もよく見受けられ、これもうまく行きそうな感じはあるのですが、残りの半分を利益確定するとき、同じ問題が起こってしまいます。 私自身、いろいろなやり方を試してみましたが、結果的に、最初に利益確定しようと思ったときに、利益確定するのとあまり変わりませんでした。 「損小利大」は本当に可能なのだろうか?根本的な問題で考え込んでしまう日々もありました。 行動ファイナンスという理論のなかに、「人間の心理として、利益は早く確定したくなり、損は先延ばしにしたくなる傾向がある」との内容があります。 つまり「人間の心理として、損小利大はむずかしい」ということです。 やはり不可能なのか…と、妙に納得しそうになったのですが、ただ一点「人間の心理としては」というところにひっかかりました。 「人間の心理としては無理ということは、裏を返せば、人間の心理を排したシステムトレードであれば可能なのではないか」というように思い、そのためにはどうしたらよいのかについて思案しました。 たとえば、あるルールに基づいてロングポジションをとり、損切りラインを40銭下、利益確定ラインを80銭上に置きます。 このトレードがもし50%の確率で成功するのなら、2回のトレードごとに期待値として40銭の利益が出ます。 月に4回のトレードを行なうのであれば、期待値として80銭、1枚1万ドルの取引であれば、8000円程度の利益が見込めます。 結果として、これならば損小利大が実現できるのではないでしょうか。 簡単にいえば、システムトレードはこういった考え方に基づいています。 あとは、きちんと取引のルールを決めて、過去のデータを使って検証していく。 よい結果がでれば、取引ルールに基づいて淡々とトレードを進めていくのです。 「損小利大」がシステムトレード以外では実現できないとは思いません。 現に裁量トレードでもそれを実践し、利益を上げている方はたくさんいらっしゃいます。 ただ、そのレベルに到達することは、相当に大変なのではないかと思います。 その領域に至るまでに、高い授業料を払うことになり、へ夕をすれば奥義を身に付ける前に挫折あるいは否応なく退場させられてしまうかもしれません。 それがシステムトレードなのです。 私なら、高い授業料を払わなくても、奥義を実践できる方法があるのなら、喜んで利用させてもらいたいと思います。 会社でのお昼休みの会話です。 同僚A「このあいだ証券会社に口座を開いて、株始めたんだ」同僚B「へ〜、最近株上がっているみたいだものね」同僚A「そうなんだよ、暮れのボーナスを40万円つぎ込んだんだけど、いま1カ月たって、倍の80万円になってるよ」同僚B「それは凄いね。 自分も始めてみようかな」同僚A「絶対に始めるべきだよ。 きっと儲かるからさ」こんな会話に聞き覚えはありませんか?株でもFXでもそうだと思うのですが、購入するきっかけ、またはポジションをもつきっかけというのは、テレビや雑誌で特集が組まれたり、新聞に「N平均が500円上昇」とか「大幅円安1日で4円の下落」などという記事を目にしたとき、というのが多いのではないでしょうか(ちなみに私もそうでした…)。 友人や周りの人が儲けていて、自分だけ蚊帳の外という状況ほど悔しいことはありません。 思い立ったが吉日とばかりに、早速ポジションをもってみます。 ところが、待っていたかのようにどんどん反対方向に進み始めたりします。 冷静に考えれば、ある程度上昇トレンドが進んでからポジションをもっているわけですから、そろそろ調整、あるいは反転してもおかしくないわけです。 ところが、ポジションをもつきっかけ自体が感情に左右されているので、冷静に考えることなどできません。 「一時的な調整に違いない。 きっとまた反転する」と自分に言い聞かせて、新聞やアナリストのコメントのなかから、自分と同じ意見を探して、自分を納得させます。 しばらくじっと耐える日々が続いた末、突然大きく下げてしまう日に遭遇します。 投資した金額は含み損を重ねてすでに半分ぐらいになってしまっています。 「もっと大きく下げてしまうのではないか」ついに大きな不安に耐えられなくなり、一気にポジションを仕切ってしまいます。 こういったパターンを過去に私も何度も繰り返しました。 何が原因でこのような結果になってしまうのでしょうか。 理由はいくつか考えられますが、ひとつの傾向として、“感情が損益を左右する”ということはいえるのではないかと思います。 では感情に左右されないトレードをするにはどうしたらよいのでしょうか。 そのためには「システムトレード」が有効だということは理解できると思います。 さて、その後、同僚Bはどうなったでしょうか。 早速、口座を開いて、株の取引を始めたのですが、結果は筋書きどおりの展開です。


このFPだけあれば充分だと感じました。芸能人のブログでも紹介されているFPです。
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