小平のトランクルームについて語ろう

東京では地下鉄網が広がり、交通の便はよくなる一方ですが、既に多くの人が住んでいる場所を成城や田園調布のように開発することは、実際にはほぼ不可能なのです。 既に住んでいる人と交渉をすることで再開発をまとめ上げていくのも、不動産開発の醍醐味ではあり、たとえば、六本木ヒルズなどはその典型的な例です。
しかし、逆に言うと、あの程度の規模ぐらいまででないと、既に人が住んでいる土地の再開発は難しいわけです。 では、どのような場所が大規模な開発をされるかというと、人が住んでいない、土地が余っている場所になります。

ここで詳しく触れますが、新しく住宅地を作り、かつ、都心に1時間程度で出られる土地というのは、少なくとも東京周辺にはほとんど残っていません。 また、東京以外の都市に行くと、土地は余っているでしょうが、一般的にサラリーマンやOLが耐えられる通勤時間も短く、結局、そのような場所には既に人が住んでいるケースのほうが多いのです。
ご自身の先見の明を信じることは否定しませんし、それが、資産価値を少なくとも守ることに役立つのであれば、ここの目的とも合うものです。 ただ、30年後に高級住宅地になっているであろう場所や開発を見つけるというのは、実際には非常に難しいのです。
この場合、中古住宅を自分が買いたくなるかという問いをするのには、予知能力ではなくて、冷静さが必要ということですね。 少し不動産に詳しいかたであれば「路線価図」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
詳しくなりたくはなかったけれど、相続や贈与に実際に遭遇して、否応なしに知ってしまった人もいらっしゃるかもしれません。 路線価図は地図の上に、主だった道路ごとの地価(路線価)が記載されているもので、同じ最寄り駅であっても、駅前と、少し離れた場所とでは、地価が随分と違っていることがあります。
また、幹線道路の路線価は、そうでないところと比較して高くなっているケースが多いのです。 理屈に合わないように思われるでしょう。
同じ最寄り駅であれば、駅前と、少し離れたところとで、家賃が大きく変わるわけではありませんし、幹線道路に面しているかどうかも家賃とは直接関係ないからです。 「背の高い建物を建てていい場所の地価は高い」というのが、本節の結論です。
この結論は、マンションの資産価値を検討する際に利用します。 建物の高さが高いからといって、高い家賃を払いたくなるものではありません。
場所と建物のクオリティによって適正な家賃、そこに住みたい人が払ってもいい家賃というのは決まるでしょうから、それが3階建ての低層集合住宅であろうと、30階建ての高層マンションであろうと、大きな違いはないのです。

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